コラム

【体験談】スノーボード初日、「もう二度と行かない!」と思ったのに、その後スノーボードにハマった話

初めてのスノーボード 右が筆者 パノラマ写ルンですでの写真

初めてのスノーボード

うまく滑れなくて、「もう二度と行かない!」「ぜんっぜん楽しくない」。

そう思いました。

それなのにその翌日にはまたスノーボードをし、次のシーズンにはリゾバ、そのまた次のシーズンにはインストラクター、そしてさらにあとにはプロスノーボーダーと、どんどんハマっていったわたしの話をしたいと思います。

1990年代、爆発的なスノーボードブームが起こり、若者たちの間では『ボードに行く』ことが冬のレジャーの定番となりました。

高校一年生のときにスキーデビューを果たしていたわたし。

ハタチのころ、まわりではスキー・スノーボードをする人が多く、また、したことのない人もスノーボードデビューするパターンがほとんどでした。

猫も杓子もスノーボードの時代ですが、そんな中でもわたしはスキー。

とくに意味はなく、スキーは持っているけれどスノーボードは持っていないから。

その程度だったと思います。

スノーボードはレンタルをしないといけないので、お金がもったいないからスキーをする、そんな感じでした。

いっしょに滑りに行く仲間は自分以外は全員スノーボード。

それもほとんど当たり前の状況だったほど、当時の若者はみんなスノーボードでした。

あまり気にせずスキーをしていたわたしですが、『リフトから降りるたびにスノーボーダーの友人がバインディングをつけるのを待つ』という状況がだんだん苦に。

週イチボーダーだったまわりのみんなは、リフトを降りるたびに座り込んでバインディングを付けます。

いまのようなカチカチとやるラチェットシステムではなく、ベルトを突っ込んでバチンと閉めるバインディングがほとんど。

スノーボード初心者には時間がかかります。

待っているのが嫌になったわたし。

運動神経には少々自信があります。

「みんなにできるならわたしもできるっしょ!」と、軽い気持ちでスノーボードに手を出したのでした。

ちなみに、いまのわたしが当時のわたしにアドバイスするなら、

  • 「ヒザパッド・ケツパッドはしとけ!」
  • 「初日はスクール入っとけ!!」
  • 「スノマガ読んどけ!!!」

と言いたいかな。

スノーボード初心者が一日でターンするまで成長できるハウツーはこちら

サングラスとこのヒモはスキーブームの名残か 多分当時でもダサかった

当時は地元茨城に住んでいましたが、県内にスキー場は皆無。

いちばん近いのはおとなり栃木県の那須塩原エリアでした。

スノーボードデビューを果たしたゲレンデは、エーデルワイススキーリゾート。

スノーボードのできるゲレンデは限られており、お隣のハンターマウンテンスキーボウル塩原(現・ハンターマウンテン塩原)はまだスキーヤーオンリーだったのを覚えています。

スノーボードデビューの日はよく晴れていました。

スキーウェアではなくスノーボードウェアをわざわざ知人に借り、板とブーツはレンタル。

レンタルにお金がかかったし、いっしょに行った仲間が「スノボー教えてあげるよ!」と言うので、スノーボードスクールには入りませんでした。

スノーボード初心者にスノーボード初級者が教えるという状況。

かんたんに滑れるようになるわけがありません。

木の葉落としをなんとなくマスターし、バックサイドターンはできるけれどフロントサイドターンができない、そんな感じでした。

フロントサイドは何度トライしてもに曲がれず、毎ターンごとにころんでヒザをつき、地面に這ったままスノーボードの向きを変える。

転びすぎてヒザは真っ青になり、その痛みはからだにも心にも染みました。

とにかくヒザが痛いのがつらくてつらくて。

「あー、スキーならスイスイ滑れるのになにやってるんだろ?」

「ぜんぜん楽しくないわ……。もう二度とスノーボードしないわ……。」

そう思ったのでした。

ヒザパッドがあればよかったのにね

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ターンができなかったのはノーズドロップができなかったから。同じ悩みのある方はこちらの記事をどうぞ。

スノボで木の葉しかできない5つの原因を解決!縦に滑る「ノーズドロップ」入門

フロントサイドターンはできずに終わった初日 右が筆者

エーデルに日帰りスノーボードした翌日。(写真は探したけどありませんでした。上の写真は初日のエーデルワイス)

地元茨城から今度は福島県のたかつえスキー場にスキーをしに行きました。

若くてパワーがあり余っていたので、スキー場日帰り2連チャンなんてこともできたのです。

たかつえはガンガン雪が降っていて、滑っている間もコースにどんどん雪が積もりバフバフの状況。

問題なくスキーで滑れていましたが、仲間のスノーボーダーは大雪にアップアップ。

またしてもリフトから降りるたびにバインディングをつける時間を要し、わたしはイライラしてしまいました。

仲間のひとりはスキーとスノーボードの両刀使い。

午前はスキーで午後はスノーボードというプランでした。

お昼を食べて車にスノーボードを取りに行く、そのときに「きょうはころんでも痛くないし、いっしょにスノボーしようよ!」と誘われ。

よし、それなら!とスノーボードをレンタルしたのでした。

柔らかい雪だったので、今度は転んでもヒザをついても痛くありません。

その日の午後は楽しくスノーボードをし、逆ひねりではありますがターンもできるようになったのでした。

そんなこんなでスノーボードを始めてみたらその楽しいこと。

スキーも楽しいですが、スノーボードはもっと楽しい。

どうしてでしょう?

たぶん仲間がみんなスノーボードだったから。

そしてリフトを降りてからのペースもいっしょだったからだと思います。

あとはスノーボードはそもそも遊びの延長だからかもしれません。

スキーはかつては戦争の道具。

根本的に違う可能性があります。

舞子ナイター 前列左が筆者 スノーボードブームで若者はみんなスノーボードだった

さて、わたしはといえば、スノーボードの楽しさにすっかりハマり、次の秋にはリゾートバイトの面接に行き、舞子高原後楽園スキー場(現・舞子スノーリゾート)で売店の売り子となりました。

舞子ではバイト終わりに毎日ナイター。

バイトが休みなら一日中スノーボード。

そんな日々で1シーズンを過ごしました。

そのシーズンから先はずっと冬は山にこもりっぱなし、という生活を10年以上。

その間にインストラクターになり、コンペティターになり、プロスノーボーダーになり、スノーボード専門誌のライターになりました。

そんなこんなでスノーボード漬けの日々を過ごしましたが、とにかく楽しい思い出がたくさん。

ひとりでも楽しい、仲間といっしょでも楽しい、とにかく楽しいことだらけです。

もしかしたらこの記事を読んでいる方はスノーボード初日のわたしと同様に「もう二度とスノーボードは行かない!」と思っているかもしれません。

でも、この記事にたどり着いたということは、少しでもスノーボードへの興味は残っているのではないでしょうか。

それならぜひ、もう一度だけスノーボードをやってみてください。

もう一度だけ、そう思ってもきっと、もう一度スノーボードをしたらその楽しさが忘れられず、ぜったいまたやりたくなるはず。

少しでもうまくなればどんどん楽しくなるのは必然。

ぜひともスノマガのハウツーを読んで、スノーボードが上手になってくれたらな、と思います。

舞子にはもちろんヒザパッドを持っていきました

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  • この記事を書いた人

渡部ルミ

元JSBA公認プロスノーボーダー。かつてはインストラクター資格も保有し、JSBA公認スノーボードスクールに勤務。スノーボードデビューは1994年。

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