オガサカ(OGASAKA SNOWBOARDS)のCTシリーズの中でももっとも硬い『CT-S』。
上級者向けのオガサカCT-Sは荒れた斜面でもスピードを出してカービングできるモデルとして、とくに競技者から支持を得ています。
カーボンシートを搭載しているので反発力にもすぐれ、コンベックスソールで操作性にもすぐれている。
個性的な板ですが、乗りこなすことができればカービングでの爽快感はケタ外れ。
今回はそんなオガサカCT-Sについて、オガサカライダーの稲川光伸さんがコメントを寄せてくれました。
この記事は妙高山スノーボードスクール代表を務める元JSBA公認デモンストレーターの稲川光伸さんにご協力をいただきました。
執筆は元プロスノーボーダーの渡部ルミが担当します。
稲川元デモによる OGASAKA CT-S レビュー
ぼくがふだん乗っているオガサカ CTから少し硬めの設定にしたのがオガサカ CT-Sです。
技術選やテクニカル戦など、カービングを競う競技向けのモデルですね。
オガサカ CTよりも競技向けに作られていて硬いので、CTよりもエッジの強さをすごく感じられます。
斜面状況に左右されることがなく、板のバタつきが感じられないので、どんな斜面でも切り裂いていける。
スゴい戦闘力を持ったボードになっています。
まず乗った感じとしては硬い感覚があります。
一般レベルでは、「すごく動かなくて硬くて曲がらない」、そんな声が出ることもあります。
実際、ライダーでもはじめは少し硬さを感じるボードではあります。
でも、CT-Sに1週間位乗るとなじんできて、よりスピードに乗っていけると感じられるはずです。
斜面状況がハードであっても、荒れた部分に左右されることなくスピードを出して攻めて行くことができる。
そして急斜面を攻めて行くことができる。
とにかくエッジコンタクトが良くて、雪面をカービングする感覚に優れています。
ものすごくしっかりしているので、安定感がとにかく抜群ですね。
CT-SのSはSTIFF(硬い)のSです
こんな人にオススメ
- 技術選やテク戦などの大会出場を考える人
- 急斜面を高速でターンしたい人
- どんな荒れたバーンでも思い通りのターンを描きたい人
こんな人にはNG
- スノーボード初心者・初級者
- グラトリでスタイルを出したい
- リラックスしてフリーランしたい
スペック
SIZE | EF.EDGE.L | CO.L | NOSE W | WAIST W | TAIL W | RADIUS | SET BACK | STANCE |
161 | 1290 | 1270 | 293 | 255 | 293 | 11.1-10.6-11.1 | 20 | 560 |
158 | 1260 | 1230 | 292 | 252 | 292 | 9.9-9.4-9.9 | 19 | 560 |
156 | 1240 | 1200 | 290 | 247 | 290 | 8.7-8.4-8.7 | 18 | 560 |
154 | 1220 | 1180 | 287 | 245 | 287 | 8.5-8.2-8.5 | 17 | 540 |
芯材 | ASP2コア(161、158)ASPコア(156、154) |
補強材 | グラスファイバー+カーボンシートワイド |
PCプレート | タイプOG1(161、158)タイプS(156、154) |
エッジ | ステンレス |
ソール | シンタードグラファイト |
ソール仕上げ | サンディング仕上げ(コンベックスソール) |
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