大切なスノーボードが破損することを防ぎたい場合はハードケース、クルマの車内が汚れるのを防ぎたい場合はソフトケースかソールカバーを選ぶのが一般的です。
電車やバス移動の場合は、スノーボードを保護し、ウェアなども収納できるハードケースを選びましょう。
お金をかけたくない場合は、3999円(送料無料)のVAXPOTを検討してみてください。この値段で必要な機能がひととおり揃っており、レビューの評価もいい商品です。
格安のハードケース例
長く使えるハイブランド商品は、この記事後半で紹介していきます。また、クルマ移動に便利なソールカバーやソフトケースの特徴や使い方も解説しました。
筆者はクルマ移動が多いので、3000円くらいで買ったソールカバーを使っています。
スノーボード用具の買い忘れはありませんか?……スノーボードに必要な用具は他にもいろいろありますよ。スノボの持ち物リストを特集した記事で、もれがないかチェックしてみてください。
移動手段別スノーボードケースの選び方
スノーボードケースにはいくつかの種類があります。ざっくりわけると、以下の3つに分類できます。
スノボケースの種類
どれを選ぶべきかは、目的やスノーボード旅行の手段によって変わってきます。ざっくりいうと、クルマ移動ならソフトケースかソールカバー、電車・バスならハードケースが適しています。
ソフトケースとソールカバーは使い道がよく似ています。
スノーボードケースは、ブーツケースとセットで考えるとよりいい選択ができますよ!
以下の記事でブーツケースについても確認してみてください。
電車・バス移動の場合は保護性・収納力が高いハードケース
カチカチに堅いわけではありませんが、厚手のパッドが入っているしっかりとしたケースをハードケースと呼びます。ハードシェルバッグと呼ぶこともあります。
また、板の他にウェアやブーツも収納できるので、オールインワンタイプと呼ばれることもあります。
車に積むには大きすぎますが、板を保護できるため、電車や飛行機などの公共交通機関を利用する時は安心です。
予算が許せば、手で持つだけでなく、リュックのように背負えるタイプがおすすめです。ハードケースはけっこう重いので、ずっと手で持っていると疲れてしまうからです。
ハードケースの特徴とメリット・デメリット
ハードケースは豊富な収納力と、ボードを保護してくれる安心感が特徴。その分かさばるのがデメリットです。
メリット
- スノーボードを保護する能力が高い
- 収納力が大きく公共交通機関移動に便利
デメリット
- パッドなどが入っているので重い
- 大きくてかさばる(クルマには乗らない)
たくさん入るだけに、詰め込めば詰め込むほど荷物が重くなります。リュックのように背負えるタイプは必須で、場合によってはキャスター付きのウィールバッグも選択肢に入れてください。
ケース内外の大型ポケットもあると便利
ケースの内外に、ウェアやプロテクター、ブーツなどを収納できる大型ポケットを備えた製品もあります。
また、ケース内部にボードや荷物を固定するためのベルトが付いているモデルもあります。荷物がガタつかないと、持ち運び時に少しラクになります。
泊まりがけでがっちり滑りに行く! という場合は、収納力や持ち運びのしやすさなどを考えてスノーボードケースを選んでください。
収納力が高い上位モデル
VAXPOTの上位モデルは大型のポケットが3つ付いていて、内部には汚れに強い素材を使用しています。販売ページのレビューにもしっかり目を通して、自分の使い方にあっているかも確認しましょう。
VAXPOTはいいケースですが、安いモデルなので当たり外れが心配。
もし1万円くらいの予算を取れるようなら、定番ブランドの商品を選んでください。さらに安心して使用できます。
定番の人気ブランドから選ぶスノーボードケース|記事内リンク
飛行機移動の場合はキャスター付きがおすすめ
ハードケースの中でもキャスター(タイヤ)がついている物をウィールケースといいます。ウィールケースは飛行機での移動時におすすめです。
空港内では意外と長距離を歩くことも多く、また荷物もたくさん詰め込むことが多いため、キャスターがあるとかなり助かります。
海外や北海道でのスノーボードを予定している人や、長期のスノーボード旅行を計画している人は、こういったタイプを検討してみてはどうでしょう。
おすすめウィールケース
ウィールケースは安さよりも、丈夫で壊れないことを重視して選びましょう。旅先でキャスターが壊れると、かなり大変です。
上記のダカイン(DAKINE)ブランドなら、プロスノーボーダーも使っているしっかりした製品なので、海外でも安心して使用できます。
記事後半では、もう少し安い、お手頃モデルも紹介していきます。
クルマ移動の場合はソールカバーかソフトケースがおすすめ
ハードケースはいろんな物を収納できて便利ですが、大きすぎて車に積むのは不便です。自動車でゲレンデに行く場合は、ソールカバーまたはソフトケースがおすすめです。
ソールカバーもソフトケースも、写真のように、車のラゲッジスペース(トランクなど)に乗せて移動するのにぴったりです。
防水能力は低いので、濡れたままの板を積むと車内がびしょ濡れになってしまいます。そこで、ぞうきんを用意しておき、ボードやビンディングの雪を落としてから積むようにしてください。
ビンディングの間に詰まった雪もていねいに落としましょう。
機能はあまり必要ないので、値段は安いものでもOKです。お財布と相談しながら気に入ったデザインを選んでください。
ソールカバーの特徴とメリット・デメリット
ソールカバーはかさばらないことがメリット。使用しない時はくるくる丸めてコンパクトに収納できます。
メリット
- クルマに積んで移動するとき便利
- 丸めておけば収納時にもじゃまにならない
デメリット
- 保護能力にはあまり期待できない
- バインディングはぜんぜん保護していない
おすすめソールカバーの例
実は筆者もこれを使っていますが、この値段でも十分なクオリティーです。最安値クラスですが使い勝手もよく問題なく使用できます。
ソフトケースの特徴とメリット・デメリット
ソフトケースも、ソールカバーと同じくコンパクトな点がメリット。一応、ビンディングを含めたボード全体を覆ってくれるので、少しだけボードの保護能力がアップします。
とはいえ保護能力はそこまで大差ないので、好みで選べばOKです。
ソフトケースのメリット・デメリットを整理すると、次のようになります。
メリット
- 素材によって板を保護する能力がある程度期待できる
- 商品によりブーツや小物を収納できる場合がある
デメリット
- 衝撃から板を保護するレベルの能力はない
- ニットなどの素材だとすぐ汚れる
ソフトケースにするかソールカバーにするか悩んだら、好みで決めてしまっても問題ありません。
おすすめソフトケースの例
ソフトケースも安いもので十分です。ソールカバーに比べると、ほんの少しですが防水能力があるので、雪が付いたままの板を乗せてもびしょ濡れになりにくい傾向があります。
ソールカバーとスノーボード用リュックで電車・バスもOK
1泊くらいのスノーボード旅行なら、大型のスノーボードケースを用意しなくても、リュック(バックパック)で対応できます。
クルマと電車、どちらも利用するという人は、リュックタイプのスノーボード用バッグを検討してみてもいいですよ。
おすすめバックパック
上記はバックパックタイプのブーツケース。収納力抜群なので数日程度のスノーボード旅行にも対応可能です。
大型ブーツケースの中には、ブーツの他にウェアや下着、その他スノーボードトリップに必要なものを収納できるタイプの製品もあります。あとはソールカバーかソフトケースに入れた板を抱えて移動すれば、ちょっとしたスノーボード旅行に対応できます。
ブーツケースについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
スノーボード・ブーツケースの選び方とおすすめモデル|関連記事
コストパフォーマンスが高いおすすめスノーボードケース10選
まず、格安でも評判のいいスノーボードケースを紹介します。ソールカバーやソフトケースであれば、格安商品でもあまり問題はありません。
そこで、ソールカバーを中心におすすめを紹介し、安くてもしっかりしているハードケースもあわせてご紹介します。
定番の人気ブランドから選ぶスノーボードケース5選
電車・バスや飛行機でスノーボード旅行に出かける場合は、頑丈なハードケースが必要です。少し高くても、有名メーカーの定評ある商品を選んでください。
旅先で壊れる可能性が低い、しっかりとしたモデルをご紹介します。
まとめ:「本音で買ってほしい製品」を移動手段別に紹介
記事中で「スノーボードケースは交通手段で選ぶ!」と言いました。クルマ移動なら安いソールカバーかソフトケースで十分です。
なんなら、最安値のソールカバーで問題ありません。クルマさえ汚さず、エッジの保護ができれば十分だからです。
一方、電車・バス移動の場合、スノーボードケースの役割は重要です。
- ボードを保護する
- ボード意外の荷物も収納する
- 持ちやすさが要求される
- 耐久性が要求される
安いものも紹介してきましたが、本音を言うと「1万円ちょっと予算を取ってほしい!」と思います。
インターナショナルブランドSALOMONの製品なら、耐久性も問題ありません。このクラス以上を目安にしましょう。
最後に飛行機移動の場合ですが、これは絶対頑丈なキャスター付き(ウィールバッグ)にしてください。
空港で機内預けにした後はどんな扱いを受けているかわかりません。海外だったらぶん投げられているはずです。
それでも耐えるバッグを選びましょう。