スノーボードウェア、どうやって選ぶか迷っているなら、ブランドからチェックするのはいかがでしょうか。
「とにかく滑れればいいからブランドなんて関係ない!」
そう思う方もいるかもしれません。
スノマガがブランドをチェックしたほうがいいと考えるのには、『しっかりしたブランドの商品なら最低限の機能性を持ち合わせたスノーボードウェアを販売しているから』、という理由があります。
耐水性や透湿性、雪の入りにくさなどの機能をしっかり搭載しているウェアなら、スノーボードをしている最中も不快感なく、滑ることに集中できます。
機能性を基準にして考えたときに、『ブランド』は安心材料となります。
ここではスノーボード用に作られた、必要最低限の機能を抑えながらファッション性も兼ね備えた、おしゃれでカッコいいスノーボードウェアブランドを紹介します。
各ブランドごとにオススメモデルも提案。
上下そろったセットアップも提案します。
カラーバリエーションも豊富に揃っているので、お気に入りの一着がかならず見つかるはず!
スノーボードウェアの売れ筋ランキングをチェックしたい方はこちら。
楽天市場スノーボードウェアのランキング
この記事はバートンフラッグシップ大阪の協力のもと、元プロスノーボーダーでプロショップ店員経験もある渡部ルミが執筆しました。
最新モデルにこだわらない方は型落ちモデルも候補に入れてみてください。
スノーボードウェア、型落ちアウトレット商品を徹底調査!
スノーボードウェアの選び方
バートンフラッグシップ大阪のストアマネージャーである小山さんに取材したところ、「ウェア自体、ご自身が好きなものを着てもらうのが一番ベスト」と答えてくれました。
スノーボードウェアを選ぶときは『スノーボードウェアとして最低限の機能』さえ押さえたものなら好きなデザインを着ていい。
スノマガもそう考えます。
小山さんによると、「初級者だからこれ着ちゃいけないとかはないですね。ただやっぱり値段の差は薄さなどに出てくるのでインナーのレイヤーで調整できないと寒かったり暑かったりすると思います。その調整ができるんであれば、私は何を着てもらってもいいと思います。」とのことでした。
では、『スノーボードウェアとして最低限の機能』とはどんな機能でしょうか。
- 防水性を担保する高い耐水圧
- 激しい運動をしても蒸れにくい透湿性
- リフトに座っていても水がしみてこないファスナー
- ウエストから雪が侵入しないパウダーガード
- 必要なものを収納するポケット
が少なくとも必要です。
格安の防寒ワークウェアが気になっている方もいると思いますが、耐水圧と透湿性をクリアしていてもファスナーから水が侵入、ウエストから雪が侵入。
結果、ウェアの中がビチョビチョに濡れてしまい、からだが冷えて滑れなくなる。
なんてことになる可能性が高いでしょう。
スノーボード、とくにハイシーズンにおいては、着るウェアが『スノーボードウェアである』ということは絶対条件です。
耐水圧と透湿性って何?
スノーボードウェアでかならず必要な機能といえば防水性です。
防水性は耐水圧という『水の通しにくさ』を表した数字でチェックします。
耐水圧の数字が大きいほど水を通しにくくなります。
雪面におしりをついても濡れないようにするには2,000mm〜3,000mm、ヒジを付いても濡れないようにするには8,000mm〜10,000mmが必要と言われています。
スノーボードウェアとしては耐水圧は10,000mmあれば最低限はクリアしているといえるでしょう。
透湿性は蒸れにくさの指標です。
こちらも透湿性が高くなればなるほど蒸れにくくなります。
汗の量は運動量に比例するので、滑走スタイルが激しいのかメローなのかで必要な透湿性は変わります。
ゴアテックスって必要?
前述のバートンフラッグシップ大阪の小山さんは「ゴアテックスが入っているウェアは男女問わず人気です。」と教えてくれました。
ゴアテックスとは耐水性能と透湿性能を両立した高機能生地。
ゴアテックス搭載のスノーボードウェアは水を通しにくい上、蒸れにくいため、不快になりにくいといえます。
防水性能も透湿性能も高くて困ることはほとんどありません。
ただ、ゴアテックス製品は高機能なだけあって価格はけっして安くはないもの。
ゴアテックス搭載モデルも非搭載モデルも、『スノーボードウェア』と銘打っている商品であれば必要最低限の防水性能と透湿性能を持っているはずなので、予算によってチョイスするといいでしょう。
サイズの選び方
まず、スノーボードは激しい動きをともなうスポーツであることを忘れないでください。
大きくしゃがみこんだり、肩やヒジを回すシチュエーションがけっこうあります。
サイズがパツパツのスノーボードウェアでは動きにくいこと間違いなし。
バスト・ウエスト・ヒップの実寸を計測し、ヌード寸法と照らし合わせてください。
仕上がり寸法表記のブランドではそのモデルのそのウェアがどんなシルエットなのか(ジャストフィット、ルーズフィット、ビッグフィットなど)を確認し、シルエットにあわせたチョイスが基本となります。
また、初心者でヒップパッドやヒジ・ヒザパッドを使用する場合にはさらに大きなサイズが必要になります。
オススメスノーボードウェアブランド7選
バートン
ピュアスノー系
1977年に誕生し、スノーボードの歴史とともに歩んできた老舗ブランドのバートン(BURTON)。
世界最大のスノーボーディングカンパニーです。
スノーボードウェアもたくさんのモデルを展開しており、さまざまなデザインとカラーからお好みの一着を見つけられるでしょう。
バートン公式ストアなら購入した商品のサイズが合わなかった場合、1回の交換が往復送料無料。
通販でも安心して購入できます。
\公式ショップなら交換1回無料/
メンズ バートン コバート 2L ジャケット
ベーシックモデルのオススメはメンズ バートン コバート 2L ジャケット(BURTON MEN'S COVERT 2L JACKET)。
タイトでもバギーでもないレギュラーフィットのジャケットで、万人に似合う一枚です。
デザインは8種類。
耐水性は10,000mm、透湿性は5,000g/m2/24hrs。
軽くて透湿性に優れた中綿が入っているので、軽量なのに温かいのがうれしいポイント。
とにかくコスパを追い求めるライダーにオススメです。
メンズ バートン コバート 2L パンツ
こちらもベーシックモデルからオススメしたいのはメンズ バートン コバート 2L パンツ(BURTON MEN'S COVERT 2L PANTS)。
上で紹介したコバートジャケット同様、コストパフォーマンスが高いのが特徴。
レギュラーフィットできつすぎずゆるすぎないシルエットとなっています。
メンズ AK サイクリックジャケット
ゴアテックス搭載でとくに人気が高いのはメンズ AK サイクリックジャケット(MEN'S AK GORE-TEX CYCLIC JACKET)。
タイトでもバギーでもないレギュラーフィットで、厚手のレイヤリングも得意なのが特徴。
GORE-TEX搭載で、高い防風性、防水性、透湿性、耐久性に優れています。
真冬のパウダーデイから春のスラッシュまで、どんな天気にも対応。
バートンフラッグシップ大阪・小山さんもオススメ!
メンズ AK サイクリック 2Lビブパンツ
バートン メンズ AK サイクリックシリーズからは、ウエストからの雪の侵入をはばむビブパンツがオススメ。
きつすぎずゆるすぎないレギュラーフィット。
こちらもゴアテックス搭載でおしりをついても濡れないのが魅力。
クイックシルバー
3S系
1969年、ボードショーツ創りから始まった歴史を持つクイックシルバー(QUIKSILVER)。
1986年にはサーフにとどまらず、スノーウェアにも参入しました。
その後はスケートにも参入し、3Sスポーツ界をけん引しています。
ハイ イン ザ フッド ジャケット メンズ
ルーズすぎないシルエットでベーシックなハイ イン ザ フッド ジャケット メンズ(HIGH IN THE HOOD JK Mens)。
中綿が入っていないのでストリートでも活躍できます。
スノー ダウン パンツ メンズ
大きめでもルーズすぎないシルエットのスノーダウンパンツ メンズ(SNOW DOWN PANTS MEN'S)。
サイドのパイピングが目を引きます。
DCシューズ
3S系
1994年にスケートシューズブランドとして登場したDCシューズ(DC SHOES)。
常識をうちやぶる大胆な感性でスノーシーンでも台頭しています。
揺るぎない美学とミリタリー級のパフォーマンスには刮目。
カデットジャケット メンズ
中綿入りで温かめのジャケット。
大きめのハンドポケットが特徴。
ディーシーシューズ スノーチノパンツ メンズ
チノパンツにインスパイアされた中綿入りの温かいパンツ。
アンセム
ピュアスノー系
2003年、アスレチックウェアとして登場したアンセム(ANTHEM)。
16オンスヘビーウェイトのスウェットパーカーが人気を博し、さまざまなブランドのベースボディとなりました。
2014年、スノーボードウェアに本格参入。
オーバースペックにならない、基本機能を搭載したライトウェアで若者の心をとらえています。
コストパフォーマンスに優れており、ルーズなシルエットを多く採用。
アンセム ピルグリム
パステルカラーが特徴のアノラック。
少し大きめのシルエットがストリートっぽい雰囲気。
アンセム ヒュージ カーゴ
ルーズなシルエットでフリースタイラー向けのカーゴパンツ。
裾には幅を調節できるファスナー付きマチを装備。
ボルコム
3S系
1991年のトリップを機にリチャード・ウールコットとタッカー・ホールの2人が立ち上げた3S系クロージングカンパニーのボルコム(VOLCOM)。
体現する精神には”Youth Against Establishment”(権威に対抗する若者達)を掲げ、独自の視点で若い世代に影響を与えている。
デュア ゴアテックスジャケット
ルーズすぎない大きめシルエットのジャケット。
GORE-TEX採用でありながら、価格が高すぎないのがポイント。
L ゴアテックスパンツ
ジップテック搭載でジャケットとパンツをファスナーで連結可能。
パウダーでもゲレンデでもウエストからの雪の侵入を気にせず滑れます。
686
ピュアスノー系
1992年、カリフォルニア州ロサンゼルスで産声を上げた686(SIX EIGHT SIX)。
2022-2023シーズンで30周年を迎えたスノーウェアブランドです。
最初の理想は『期待以上のものを提供する』『平均は受け入れられない』というもの。
それから今日にいたるまで、探求心を忘れず革新的な発想とユニークなアイデアで新しいものを作り続けています。
リニューアル INS アノラック
ドージョー パンツ
ザ・ノース・フェイス
アウトドア系
1966年、スキーダウンヒル用品のショップとしてサンフランシスコに誕生したザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)。
現在はアウトドア好きのアウトドアブランドとしてアメリカ、日本のみならず世界中で愛されている。
機能性とパフォーマンスを追い求め、高価格ではあるが機能性の高い商品を販売している。
マウンテンジャケット
パウダーガイド ライトビブ
まとめ
低価格帯から高価格帯まで、ブランドごとにスノーボードウェアを紹介しました。
各ブランドでほかにも多数のラインナップが用意されているので、予算とデザインの好みに応じてチョイスしてみてください。
レンタルウェアを卒業してマイウェアを手に入れたらスノーボードトリップも楽しさ満点。
モチベーションを高く保ち、カービングはより鋭く、トリックはより高く、さらに進化を続けられるはずです。
ブランドにこだわらず激安のスノーボードウェアをねらっている方はこちらの記事をご覧ください。
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